プラネタリー・ヘルスユニット
活動の目的と内容
2023年度に発足した本ユニットの対象地域は日本であったが、本学が南米パラグアイで展開しているJICA草の根技術協力事業:パラグアイ共和国複合的農村開発プロジェクトではアグツーリズムを展開しており、プラネタリー・ヘルスとの親和性が極めて高いことから、2024年度に続き日本とパラグアイを対象とする。
日本では、神奈川県笹山団地と羽沢横浜国大駅他において、フードロス、多文化共生、自然との共生等について研究実践を行うことを通し、地球と人間の健康を達成するための方策を引き続き模索する。羽沢横浜国大駅周辺の地域づくりでは、地域のアクターと連携しつつ、学生たちと共同で地域づくりを行っていく。
地域課題解決・地域連携推進にどのように貢献するか
対象となる笹山団地は、築50年以上が経過した県営団地であり、高齢化、外国につながる方々との共生の困難さなどの課題がある。神奈川県、横浜保土ケ谷社会福祉協議会、笹山自治会、NPO法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金他と連携する形で地域課題実習:えんぴつルームを展開してきており、地域に広がってきた。2025年度も引き続き笹山団地の自治会と連携し、地球環境の変化と防災について考えるワークショップも検討している。
羽沢横浜国大駅周辺のまちづくりは、地域のアクターと連携しつつ、バスの減便に伴う地域の衰退などを研究する学生もでてきており、そこでの成果をこれまでと同様に卒業研究などにも反映させ、地域への還元、社会への発信を行っていく。南米パラグアイにおける本学のプロジェクト:アグリツーリズムとプラネタリー・ヘルスの実践にかかる具体的なモデルとして提示する。以上を通し、地域の課題、ひいては地球規模の課題解決に貢献する。
メンバー
【活動代表者】
藤掛 洋子 (都市イノベーション研究院)
【学内分担者】
勝地 弘 (都市イノベーション研究院・総合学術高等研究院)
比嘉 紘士 (都市イノベーション研究院)
小宮 正安 (都市イノベーション研究院)
長谷川 秀樹 (都市イノベーション研究院)
平野 恵子 (都市イノベーション研究院)
安部 遼祐 (都市イノベーション研究院・総合学術高等研究院)
藤岡 泰寛 (都市イノベーション研究院・総合学術高等研究院)
石川 正弘 (環境情報研究院)
堀内 かおる (教育学部学校教員養成課程家政教育)
杉山 久仁子 (教育学部学校教員養成課程家政教育)
池島 祥文 (国際社会科学研究院・総合学術高等研究院)
佐土原 聡 (横浜国立大学名誉教授)
橋口 奈穂 (都市イノベーション学府)
【学外協力者】
大谷 崚祐 (神奈川県)
(担当:地域連携推進機構)
地域連携推進機構
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