里山ソーシャルデザインラボ
活動の目的と内容
本ユニットは十分に活用されているとはいえない、木材・景観・「有害鳥獣」・人などの「里山財」の持続可能な資源化による、人と里山双方の再生および「良き生(ウェルビーイング)」の実現に向けたライフスタイルや社会のリデザインに対し、調査研究や提言などを通じて貢献することを目的とする。
具体的な内容としては以下の内容を射程とする。尚、フィールドとしては神奈川県を中心としつつ、そこに参考になる事例については国内外に拘るものではない:
- ソーシャルポリシー:神奈川県などの里地里山に関わる社会政策への提言
- ソーシャルビジネス:地域拠点などの新たなアクターの動向把握・セミナー開催
- ソーシャルラーニング:里山への関わりによる大学生など若者育成の探究。
なお、国際開発学会(横浜支部)など学会との連携や発表についても積極的に検討する。
地域課題解決・地域連携推進にどのように貢献するか
まず、①ソーシャルポリシーの分野では、連携研究員(小池氏・吉武氏)の知見をお借りしつつ神奈川県里地里山保全協議会などへのインプットを行う。②のソーシャルビジネスの分野では、「有害鳥獣」や森林の資源化に関わる先駆事例の参与観察や、地域拠点やNPOとセミナーなどを行う。③のソーシャルラーニングの分野では、令和5年度に立ち上げた地域課題実習PJ「里山コミュニティデザイン」などと連携し、メンバーを中心とした大学生がより里山につながる教育モデルを検討する。ユニットメンバーがつながる連携先と協働し、あるいは学会の研究部会などを通じ、①から③の知見についての発信を行う。
メンバー
【活動代表者】
佐藤 峰 (都市イノベーション研究院・総合学術高等研究院)
【学内分担者】
氏川 恵次 (国際社会科学研究院)
小林 誉明 (国際社会科学研究院)
志村 真紀 (地域連携推進機構 地域実践教育研究センター)
原口 健一 (教育学部・総合学術高等研究院)
倉田 薫子 (教育学部・総合学術高等研究院)
【連携研究員】
小池 治 (横浜国立大学名誉教授)
松村 正治 ((NPO)よこはま里山研究所理事長)
吉武 美保子(新治里山「わ」を広げる会事務局長)
(担当:地域連携推進機構)
地域連携推進機構
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