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都市空間研究会―「日常生活/空間/リズム分析」を用いた“不可視の”地域課題の発見と解決
ユニットの活動内容(進捗状況報告を含む)
2018年に都市空間研究会は、横浜国立大学を会場に公開研究集会を継続してきた。- 第1回(3月16日)「都市論の射程 ―ルフェーヴルを起点にして―」(報告者:吉原)
- 第2回(5月16日)「アンリ・ルフェーヴル『リズム分析原論』のほうへ」(報告者:榑沼)
- 第3回(8月1日)「21世紀に革命は起こりうるのだろうか? ――アンリ・ルフェーヴルの68年革命論から考察する」(報告者:カルパントラ)
- 第4回(11月21日)「ルフェーヴルと地中海都市」(報告者:守田)
- 第5回(12月5日)「ルフェーヴルへの文学からのアプローチ」(報告者:彦江)
何が「NEXT」か
この地球という惑星の未来は、言うまでもなく経済的・軍事的に「優位」にある者たちだけのものではありません。国家だけのものでも、人間だけのものでもありません。無数の生物たちや事物たちのものでもあり、それらは私たちの日常生活と、そして、その土台である肉体や生命と交差しあっています。にもかかわらず、地域や都市の問題を考えようとするときも、私たちは国家や人間の経済・社会に限定された事柄、それゆえ人間が意識や言語や数理にしやすい事柄ばかり優先させてきたように思います。この惑星の「NEXT」は、意識化・数理化・言語化することが困難な領域に、もっと私たちの感覚を届かせることに基盤を築くことから始まるはずです。その一つの歩みとして、都市空間研究会は全ての存在が分ち持ち、状況や歴史に応じて変異していくリズムに着目しました。日常生活を織り成していく複数のリズム、そして日常生活の舞台となる空間を織り成していく多種多様なリズムから、惑星の未来のための時代の徴候を聴き取り、育てていきたいと考えています。メンバー
活動代表者:吉原 直樹
分担者等:彦江 智弘

守田 正志

ファビアン・カルパントラ

榑沼 範久

学外連携先
筑摩書房(第三編集室・ちくま学芸文庫)田所健太郎(担当:地域連携推進機構)
地域連携推進機構
「ネクスト・アーバン・ラボ」ユニット 一覧