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グローバルリーガルサポートセンター

ユニットの活動内容(進捗状況報告を含む)

 本ユニットは、2016年に横浜国立大学法科大学院において、「地域課題法学演習」と「法学実践英語」の2科目を新設し、グローバル化時代の法曹養成教育に着手したことが活動の端緒となっているが、この事業を更に発展させ、強化することを目指して、2018年10月には国際社会科学研究院内に正式にグローバルリーガルサポートセンターを設置し、組織としての活動を開始した。

 センターに関わる教員は、神奈川県における外国人家事支援人材の受入れを契機として、労働者の法的課題を把握し実践的な解決策を検討することを目的として、神奈川県弁護士会外国人部会や在外公館と協力し、「国内のグローバル化研究会」を立ち上げている。この研究会は、行政やNPO関係者の参加・協力も得ながら、地域に暮らし働く外国の人々の法律問題を多角的視点から検討して情報共有と問題解決への協力体制を確立することをねらいとし、弁護士のリカレント教育の役割も担っている。

 2018年度の地域課題法学演習では、渉外事件の経験豊富な弁護士や神奈川県のNPOの方々と外国人住民や労働者、留学生たちが抱える具体的な問題について議論するとともに、UNHCRの協力を得て難民の人々に関する法律問題をめぐるケーススタディを行った。


何が「NEXT」か

 「グローバル化」は、従来主として、海外からの労働力の流入に伴う国内労働市場への影響や企業のグローバル人材育成の必要性といった側面から論じられてきた。しかし、これら経済活動や経営をめぐる問題とともに、国内に居住し又は時限的に滞在する外国の人々をめぐって日常的に起こりうる社会生活上の問題を日本社会がいかに適切に解決できるかも重要な課題となっている。本ユニットは、神奈川県弁護士会と連携し、地域に根差した形でグローバル化の問題に取り組んでいる点に特徴がある。


メンバー

活動代表者:荒木 一郎 新しいウィンドウが開きます (国際社会科学研究院)
 分担者等:常岡 史子 新しいウィンドウが開きます (国際社会科学研究院)
      小池  治 新しいウィンドウが開きます (国際社会科学研究院)
      椛島 洋美 新しいウィンドウが開きます (国際社会科学研究院)
      ネリダ・ランド 新しいウィンドウが開きます (国際社会科学研究院)

学外連携先

神奈川県弁護士会

その他

これまでの取組み。(最新の情報に更新予定)
http://glsc.ynu.ac.jp/activities/activities4.html新しいウィンドウが開きます

(担当:地域連携推進機構)

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