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横浜NMRクラブ(創薬基盤技術ユニット)


ユニットの活動内容(進捗状況報告を含む)

 横浜・神奈川地区には創薬に適した超高磁場NMR装置や固体NMR装置を有する世界トップレベルの生体系NMR研究機関が集中しており、「Yokohama」地区は世界のNMR研究者に良く知られている。地域内には創薬に関連する大学や企業が多数存在し、創薬はすでに地域産業として根付いているが、近隣の生体系NMR研究機関との連携は十分でない。そこで、本ユニットでは、地道な人材育成の積み重ねによって強固な人的ネットワークを構築し、地域の強みである生体系NMR分野の研究力を地域連携によって活性化することで、地域の教育研究実践活動の核を形成し、世界をリードする研究人材の育成と世界的な創薬拠点の構築を目指す。
 地域の人的ネットワークの構築・強化のため、学生を中心とする研究発表会Yokohama NMR CLUB 2018 Summerを2018年8月9日に開催し、年度末には同様な研究発表会の開催を予定している。また、学内メンバーを中心とする研究発表会を2018年4月24日に開催し、2019年1月7日には同様な研究発表会の開催を、2019年1月11日にはチェコ科学アカデミーのSychrovsky博士による招聘講義を予定している。2019年秋に開催されるNMR学会年会(世話人:木川)の開催準備も連携して進めている。


何が「NEXT」か

 先の見えない混迷の時代を切り拓くのは人材である。従って、大学が中心となる「NEXT」は、多階層での人材育成に回帰する。本ユニットでは横浜国立大学の長所である実践的な人材育成を相補的な地域連携の軸に据え、システマティックな多階層での人材育成を目指している。本ユニットが取り組む生体系NMRや創薬は高度に専門的であり、人材育成は容易でないが、幸い、近隣地区には世界トップレベルの生体系NMR研究室が多数あるため、横浜国立大学が中心となって相互に高め合う人材育成の仕掛けを設けることで、生体系NMRや創薬で世界をリードする人材をシステマティックに育成できる可能性が高い。「NEXT」で生み出す人材や強固な人的ネットワークが、地域の明日を切り拓く礎となるであろう。




メンバー

活動代表者:児嶋長次郎 新しいウィンドウが開きます (工学研究院)
 分担者等:川村  出 新しいウィンドウが開きます (工学研究院)
      内藤  晶 (工学研究院)
      上田 一義 (工学研究院)
      池上 貴久 (横浜市立大学)
      伊藤  隆 (首都大学東京)
      木川 隆則 (理化学研究所)

学外連携先

池上貴久(横浜市立大学)
伊藤 隆(首都大学東京)
木川隆則(理化学研究所)

その他

横浜NMRクラブウェブサイト
http://nmrclub.ynu.ac.jp新しいウィンドウが開きます

(担当:地域連携推進機構)

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地域連携推進機構
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