横浜国立大学地域連携推進機構ネクスト・アーバン・ラボ「地域社会と芸術の関わりを考える」では、本学地域連携における重点エリア「県西Core」である南足柄市を舞台に、同地の森林や林業に関わる企業や人々と協働し、課題解決に向けた芸術を介した取り組みを、2025年度から始動させました。
株式会社あしがら森の会議が南足柄市で取り組む「小さな林業」は、「後世により良い山、より良い木を残すことを信念として、通常よりも手間ひまかけて行う森づくりの形」であり、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」および2022年12月にカナダのモントリオールで開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された、2030年までの世界共通目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」のターゲット15「企業の生物多様性への取り組み」の達成において、きわめて重要な役割を果たす環境保全型の林業モデルです。
他方で南足柄には、枯れた枝から侵入し食害をもたらすスギノアカネトラカミキリ(通称エダムシ)の被害や、不安定な木材生産や限定された原木の流通状況等を背景に、木材の高付加価値化を図りにくいといった課題があります。
環境保全型の林業の在り方を支援するとともに、課題解決の手法を探るため、あしがら森の会議とともに、「あしがらクリエイター・イン・レジデンスプログラム」を立ち上げ、本学関係者を対象に、解決につながるアプローチを行う滞在制作プランを募集しました。
「あしがらクリエイター・イン・レジデンスプログラム2026」は、2026年4月24日から6月15日を募集期間として実施し、都市イノベーション学府建築都市文化専攻Y-GSC2020年度修了生で美術作家・版画家として活躍する関 優花さんが採択されました。
本プログラムは、領域横断の実践の場となることを期待し、グループでの滞在を推奨しています。今回は、関さんとともに、アーティスト・作家で一般社団法人NOOK代表理事の瀬尾夏美さんと、安西彩乃さんが滞在しました。滞在の成果は2026年度内に公開を予定していますが、ここでは、安西さんが撮影した写真によるフォトレポートを公開します。










(担当:地域連携推進機構)



