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「夏の涼しい住まい講座」を開催しました

Next Urban Lab「郊外居住のクリエイティビティとサステイナビリティ」  ユニット活動報告

 旭区 市沢にある団地および戸建住宅に居住する高齢者を対象に、  【2023年7月8日(土)】住まいと衣服に関する熱中症予防講座を開催しました

 左近山地域ケアプラザとの連携事業として開催した「夏の涼しい住まい講座」は、本学薩本弥生教授(教育学部・被服環境学研究室)の協力を得て実施しました。当日は約11名の地元住民の方々にご参加いただきましたが、天候に恵まれず照明器具を日光に見立てた実験に切り替えて、体験的に熱中症予防に必要な住まいや、衣服の工夫を学ぶ講座としました。画像2.png              実験に用いた住宅模型

 薩本先生が、熱中症対策としての衣服の工夫について説明したあと、田中稲子研究室(都市科学部・建築環境工学研究室)の博士課程後期1年の可児綾加さんが、左近山団地における調査結果を踏まえて住まいと熱中症の関係、予防策について解説しました。画像1.jpg        レクチャーでの様子 メモを取りながら聞き入る参加者たち    

 レクチャーの後、参加者は窓の日射遮蔽の工夫として、すだれや緑のカーテンが室温に与える影響の観察や、衣服素材の違いによる吸水性の比較実験において汗をかいたときに適した素材を知り、帽子の日射熱遮蔽実験では色や素材による遮熱効果を学びました。参加者からは日々の暑さ対策として学んだことが役立ちそうというご意見をいただきました。         画像3.jpg画像4.png 画像5.png  窓の日射遮蔽実験       衣服の吸水実験       帽子の日射熱遮蔽実験                                      

 各体験を終えた参加者は、この日に体感したことや見たことに関して意見交換をしたり、藤岡泰寛准教授(都市イノベーション研究院・都市科学部)らが投げかけた質問にも答えるなどしていました。最後に液晶式の簡易温度計シールを配り、日常的に温熱環境を意識することの大切さを伝えることができました。

   

(担当:地域連携推進機構)

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