Next Urban Lab

Next Urban Lab

都市空間研究会

活動の目的と内容

 都市空間研究会は「Next Urban Lab」ユニットとして地域連携推進機構の支援を受けながら、研究会の継続的な討議を書籍(吉原直樹・榑沼範久/都市空間研究会編『都市は揺れている 五つの対話』、東信堂、2020)として出版して、その成果を学外に提示した。この書籍は『週刊読書人』(2020.08.07)や『唯物論研究』(153号、2020.11)の書評で高く評価されることになった。以後も学外の研究者との交流を深め、令和4年度は変容する都市空間(東京の月島・佃)の現場観察を実施するとともに、地域の日常生活で不可視化されてきた警察権力/人種問題の空間状況を問いかける討議も行った。この蓄積を基盤に、令和5年度は 4 期中期目標・中期計画の重点地域(羽沢横浜国大周辺地域、横浜都心地域、湘南地域、県西地域)を主たるフィールドに、本学の豊穣な社会のための防災研究拠点」や地域の諸団体との連携を探りながら、 「地域社会の防衛/防災」を主題にした研究調査と地域課題の発掘を行う計画である。

地域課題解決・地域連携推進にどのように貢献するか

 都市空間研究会は都市イノベーション学府・研究院を拠点にした平成29-30年度、平成31年度/令和元年度-2年度の部局長戦略的経費、そして「〈都市の未来像〉の新しいパラダイムを構築する書籍刊行と研究拠点の形成」事業による令和2年度の学長戦略経費や令和元年度から4年度YNU-NULの支援を受け、学内外の学生と教員、そして地域に開かれた研究教育活動を持続させてきた。そして令和5年度は、これまで以上に地域課題解決・地域連携推進に重心を置き、時事的な関心も必要性も高い「地域社会の防衛/防災」を主題に選ぶことで、都市研究会の強みである研究調査と討議を、地域課題の発掘と解決に繋げていく。関東大震災、太平洋戦争、冷戦期、東日本大震災の各時局における「地域社会の防衛/防災」の歴史発掘も地域連携を深める通路と位置づける。

メンバー

活動代表者:榑沼 範久(都市イノベーション)
学内分担者:ファビアン・カルパントラ (都市イノベーション)
        齊藤 麻人(都市イノベーション)
      彦江 智弘(都市イノベーション)   
      三浦 倫平(都市イノベーション)
        守田 正志(都市イノベーション)
学外協力者:  吉原 直樹(日本学術会議)

(担当:地域連携推進機構)

Next Urban Lab

地域連携推進機構
「ネクスト・アーバン・ラボ」ユニット 一覧